医院名:小松おなかとおしりのクリニック 広崎医院 住所:〒923-0947 石川県小松市日吉町51 電話番号:0761-22-0393

『消化器内科専門医が解説』 機能性ディスペプシア(FD)について

機能性ディスペプシア(FD)
Functional Dyspepsia


キーワード

食後のもたれ感 早期膨満感 心窩部痛 心窩部灼熱感 知覚過敏

関連ワード

脳腸相関  胃食道逆流症(GERD)  過敏性腸症候群(IBS)

 

このような症状でお困りではありませんか?

・みぞおちが痛いと感じる

・食後に胃がもたれる

・早期膨満感がある(すぐにおなかがいっぱいになる。お腹が張る)

・げっぷが出る

・ストレスにより症状が悪化する

 

上記の項目にいくつか該当する場合は、機能性ディスペプシアという病気になっているかもしれません。

 

機能性ディスペプシアってどんな病気?

 

機能性ディスペプシアとは

 

胃カメラ検査で胃の中を確認したときに、見た目にみてわかるような異常が見つからないのに、様々なおなか(上腹部)の症状を引き起こす疾患です。

精神的なストレスやそのほかにもいくつかの原因が考えられており、生活習慣の改善をはじめ、いろんな角度から改善を図っていく必要があります。

 

■機能性ディスペプシアの原因

 

原因としては様々なものが関与すると考えられています。

胃の運動機能の低下(胃がうまく拡がらない、胃から十二指腸へ食事がうまく送れない)や内臓知覚過敏(軽い胃の拡張刺激で症状が出現したり、十二指腸への胃酸や脂肪の流入によって知覚が過敏に反応する)、ストレスや不安などの心理的要因、胃酸の過剰分泌などがあります。

また、感染症も関与するとされており、ピロリ菌感染や過去の感染性腸炎も原因のひとつとして挙げられます。

アルコールや喫煙などの生活習慣、胃の形や遺伝的要因なども関与していると考えられています。

 

小松おなかとおしりのクリニック広崎医院の胃カメラ検査

 

上述の通り、機能性ディスペプシアを診断するには、『胃に器質的疾患がない』=『見た目に見てわかる異常がない』=『胃がんや胃潰瘍などがない』を確認する必要があります。

そのためには胃カメラ検査が必要となります。

胃カメラ検査に対して「辛い、苦しい」というイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、当院では、患者様に安心して良質な内視鏡検査を受けていただけるよう準備をしておりますのでご安心ください。(鎮静剤を使用して眠った状態でうけていただく検査や、鼻からの内視鏡など)

当院の内視鏡専門医による胃カメラ検査を受けることを検討されている方は、下記リンクにて詳細をご確認下さい。

 

【当院の胃カメラ検査の詳細はコチラ】

※胃カメラ検査ページに誘導するリンクを添付

 

機能性ディスペプシアの治療

 

機能性ディスペプシアの治療には、大きく分けて<薬物療法>と<生活習慣の改善>の2つがあります。

 

<薬物療法>

 

薬物療法では、胃酸の分泌を抑える「酸分泌抑制薬」や、胃の働きを改善する「消化管運動改善薬」が用いられます。これらによっても改善が確認出来なかった場合には、精神的ストレスにアプローチする薬を使用するケースもあります。

 

『アコファイド』というとても良い薬がありますが、これは『機能性ディスペプシア』と診断できないと使えません。裏を返せば、胃カメラをして診断がつけば『アコファイド』を使用することができます。『アコファイド』は胃カメラをしていることが必要な条件になるのです。

 

ピロリ菌感染や過去の感染性腸炎も原因のひとつとして挙げられており、

ピロリ菌が証明されれば、ピロリ菌の除菌治療を行います。

整腸剤を使用して腸内環境を整えることも考慮されます。

 

<生活習慣の改善>

胃の働きは日常の生活に大きく影響を受けます。

自律神経のバランスが崩れると症状は出やすくなります。

規則正しい食生活習慣を心がけ、集中をした後にはリラックスする時間を意識的に設けるなどの工夫もされるとよいでしょう。

適度な運動を行ったり、趣味に没頭するのもよいでしょう。

ストレスの原因そのものを回避ができればベストですが、そうもいかないことも多くあるかと思います。誰かと話したり、ストレスを溜め込まないことも重要です。

 

胃酸過多や脂質の過剰摂取は症状悪化の原因となります。

ファストフードや欧米食に偏った食生活を続けていては、いくら内服治療を続けても改善しない可能性があります。脂肪分の多い食事は控え、和食を中心とした食事がよいでしょう。

アルコールの過剰摂取やコーヒー・紅茶・緑茶などの過剰摂取も胃に負担となります。

酢や香辛料も同様です。辛いものがお好きな方もほどほどにしましょう。

喫煙は胃の血流を悪くするために胃の動きが悪くなる上、胃を守る胃粘膜内のプロスタグランディンが減ってしまい症状を悪化させます。

症状にお悩みの方は禁煙をお勧めします。

 

機能性ディスペプシアの可能性がある方は当院へ

 

機能性ディスペプシアは上手な付き合い方を見つけていくことが重要です。また、症状が続いているという精神的な負担から、更に症状が悪化するという悪循環にも陥りやす疾患であると言えます。自分がどういう病気なのかを理解することはとても重要です。

気になる症状があり少しでも不安を抱えていらっしゃる方は、まずは一度当院にてお気軽にご相談下さい。

 

苦痛を抑えた胃内視鏡検査なら広崎医院へ

上述した症状でお困りの方はいらっしゃいませんか?

お困りの方はいつでもお気軽にご相談ください。

どんなに些細なことでも構いません。お力になれれば大変幸いです。

消化器病専門医かつ内視鏡専門医により診断し、治療まで行います。

「小松おなかとおしりのクリニック 広崎医院」の
胃カメラ検査

内視鏡専門医による内視鏡検査を実施

  
広崎医院では、苦痛の少ないやさしい内視鏡検査かつ確実で精密な内視鏡検査を心がけております。

つねにレベルの高い内視鏡検査を目指しておりますが、胃内視鏡検査の詳細は下記リンクよりご確認ください。

胃内視鏡検査(胃カメラ)の詳細はこちら
ご希望に応じて鎮静剤を使用し眠った状態で検査を受けていただくことが可能です。

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