医院名:小松おなかとおしりのクリニック 広崎医院 住所:〒923-0947 石川県小松市日吉町51 電話番号:0761-22-0393

下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ/ポリープ切除)

下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)

 

当院での下部消化管内視鏡検査の特徴

オリンパスの EVIS EXERA Ⅲ(2018年1月25日販売)を導入しました。
大腸カメラ(PCF-H190DL )もスコープの挿入性が向上しており、患者様の苦痛軽減に繋がるものと考えております。
苦痛をできる限り抑え、丁寧な内視鏡操作を心がけています。
NBI(Narrow Band Imaging=狭帯域光観察)・色素散布等を用い丁寧な観察を行います。

 

NBIとは

NBIとは「画像提供:オリンパス株式会社提供」

特殊な青と緑の光を用いて、粘膜表層の微小血管、粘膜微細模様の強調表示を実現します。
通常観察では見えにくかった癌などの微小病変の早期発見に繋がることが期待されています。

CO2(二酸化炭素ガス)送気使用

通常は検査時に空気を入れて観察しますが、当院ではCO2(二酸化炭素ガス)を使用します。(下記をご参照下さい。)
検査時あるいは検査後のお腹の張りがかなり軽減できます。

 

下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)の方法は2通りです。

  1. 局所麻酔により検査
  2. 鎮静下内視鏡(点滴をし、眠った状態で受けていただく検査)

の2つです。

 

①局所麻酔による検査

肛門部に麻酔の薬を塗布してカメラを入れていきます

②点滴をし、眠った状態で受けていただく検査

眠った状態で受ける内視鏡検査

点滴をし、眠った状態で受けていただく検査です。鎮静剤を入れて意識レベルを落とすことで、苦痛を感じることなく検査が受けられます。圧倒的に楽に検査が受けれますが、デメリットもあります。

鎮静剤は呼吸を抑制したり、循環動態へ影響するため、ご高齢の方や重い呼吸器疾患や循環器疾患をお持ちの方への使用はしにくいですし、そうではない場合にも細心の注意が必要となります。高齢者では、上記に加え誤嚥や覚醒遅延、転倒などのリスクが高まります。

「心臓や肺に病気があったり高齢であると、鎮静剤を使用して眠った状態で受けることはできないのですか?」

というご質問を受けることがあります。

答えは 「正しく行えば検査可能です!」

当院では酸素投与や点滴などを行い、安全に検査が行えるような体制を整えています。血圧や心電図波形、呼吸状態を適宜確認し、細心の注意を払い検査を行います。検査後はゆっくりリカバリールームで休んでいただきます。

過去に内視鏡検査をしたことがあるけど、もう二度と受けたくない、検査は受けたことはないけど不安、恐怖心から検査を受けられない。そういった方は使用をご検討ください。

 

当院は、より苦痛の少ない、より精度の高い、より安全で確実な内視鏡治療を目指しています。

『みなさまの安全のため』のお願い

鎮静剤使用から1~2時間は安静が必要です。検査後リカバリールームで休んでいただきます。帰宅可能となったあとも眠気が残り、ふらついたりすることがあります。事故にならないよう十分注意されてご帰宅ください。判断能力も低下しておりますので検査当日は終日運転不可となります。重要な判断を必要とするお仕事などもお控えください。ご高齢の方は可能な限りご家族とご一緒にお帰り下さい。

お忙しい方にも

土曜日にも検査およびポリープ切除を行なっております。

当院のひと工夫

下剤が苦手な方へ

これまで当日の下剤がまずくて飲むのに大変苦労した方も多いかと思います。当院ではパイン味とグレープフルーツ味のフレーバーを差し上げています。

味がかわり飲みやすくなりますので、お試し下さい!

三次元内視鏡ナビゲーションシステム(安全で負担の少ないスムーズな大腸内視鏡検査のために)

当院では大腸内視鏡検査の際に水侵法という挿入法を用いて盲腸(大腸の最深部)まで到達します。
多くはナビゲーションを必要とするものではありません。
しかし、おなかの術後や病気の影響で腸の癒着(炎症により、本来離れているべき組織同士ががくっついてしまうこと。)があったり、大腸の形状の問題などで挿入困難なケースもあります。そういった際に活躍するのがこの三次元内視鏡ナビゲーションシステムです。微弱な磁気を用いてカメラの先端の位置や形状などがリアルタイムに画面で確認できるため、スムーズでより安全な内視鏡挿入が可能となります。
同じナビゲーションの手段として汎用されているX線装置のようなX線被曝が無いのも大きなメリットになります。
安全で負担の少ないスムーズな大腸内視鏡検査につながります。

 

『水侵入法』大腸内視鏡検査

苦痛を抑えたやさしい大腸カメラを心がけます

『水浸法』大腸内視鏡検査

 

『水侵法』による苦痛を抑えた大腸内視鏡検査

「水侵法」とはなんでしょうか。

従来大腸カメラを深部に挿入する際、空気を入れて腸の管腔(腸の内部の空間)を広げて確認しながらカメラの先端を進めていく方法が主流でした。しかしその方法では空気でお腹が張り、痛みを感じたりと苦痛が大きくなってしまいます。
また、送気をして腸を膨らませてしまうと、カメラを入れる際に腸が捻れたり伸びたりして強い痛みが生じると同時に挿入も難しくなってしまいます。
そこで私は以前より可能な限り送気せずに挿入を試みてきました。それでも少しは空気を入れる必要がありました。
そこで辿り着いた挿入法が空気を使わず水を使用する「水侵法」です。
送気する代わりに水を入れることで視野を確保します。
100ml~200ml程度の水を使用しますが、空気とは違いお腹は張りません。水を入れることで得られる浮力により内視鏡自体が軽くなることと内視鏡の滑りがよくなることで、少ない力で進めることが可能となります。
水が入ることで大腸の屈曲も弱まり、腸を伸ばさずに、たぐり寄せるように入れていくため、痛みが少なく、比較的楽に受けられる検査方法です。
盲腸(大腸の最深部)まで到達したあとに観察をしていき、ポリープがあれば切除しますが、「水侵法」では腸が真っ直ぐな状態で最深部に到達しているため、ポリープ切除の際にも治療の精度が上がります。

また、「水侵法」の話ではありませんが、
当院の内視鏡検査の特徴である二酸化炭素ガス(CO2)も大腸検査ではとても重要な役割を担います。
大腸カメラ挿入時には前述の通り当院では空気を入れませんが、盲腸(大腸の最深部)まで到達したあとの大腸の観察時には、空気を入れて腸を膨らませ全体を丁寧に観察していく必要があります。
しかし当院では腸を膨らませる際に、空気より吸収の速やかな二酸化炭素ガス(CO2)を使用しております。
二酸化炭素ガス(CO2)は空気よりも約200倍、腸から血液へ吸収されやすく、息によりすぐに体外へ排出されます。
二酸化炭素ガス(CO2)を使用することで検査時あるいは検査後のお腹の張りがかなり軽減できるため、通常の空気を送り込む検査より楽に検査を受けることができます。
胃カメラでも大腸カメラでも、すべての内視鏡検査に使用しております

これらの工夫により、鎮静剤を使用しなくても比較的楽に検査を受けられるケースは多いです。(鎮静剤を使用せず検査を受けられた場合は車を運転して帰宅することが可能です。)

また、鎮静剤を使用する際も少量の鎮静剤で済みます。

過去に検査して相当苦しい経験をされた方、不安の大きい方、恐怖心から検査を受けられない方、痛みは少しでも感じたくない方、婦人科系の手術後やその他の理由で強い癒着があると予想される方などは、少量の鎮静剤を使われた方が良いと思います。

日帰りポリープ切除

当院では切除すべきポリープを認めた時点でその場で切除します。

これまで経過観察可能とされていた5mm 以下の小さな病変であったとしても、将来的にがん化する可能性をもったポリープであれば切除します。
その場で切除すべきかそうでないかの見極めをするために、NBI内視鏡システム(リンク)や色素散布を用いた丁寧な観察を行い、患者背景や内服薬なども考慮しながら適切な治療選択をします。
また、当院では10mm 以下のポリープで茎を持たないタイプのポリープはCold polypectomy(コールドポリペクトミー)という通電をせずにそのまま切除する方法で切除しています。従来からある通電をして焼きながら切除する切除方法では、後出血(その場で出血することがなくてもあとから出血する)や穿孔(腸に穴が開く)のリスクが上がってしまいます。しかし、このCold polypectomy(コールドポリペクトミー)という方法では、熱を用いないために切除した際の出血はありますが、すぐに止血されます。熱を加えないために粘膜傷害が少なく、後出血(数日後の出血)や穿孔のリスクが少ないのが特徴です。
Cold polypectomy(コールドポリペクトミー)では抗凝固薬(血を固まりにくくする薬)服用中であっても出血リスクが少ないことが報告されており、今後は抗凝固薬を継続した上でのコールドポリペクトミーが標準的な治療となる可能性があるとされています。
一方で大きな腫瘍や茎の大きなポリープは従来からある通電して切除する方法で安全な切除が可能です。
特に茎の太いポリープはそのまま切除すると大出血をきたしてしまいます。血管ごと焼き切ることで術中の出血が抑えられます。
必要に応じ、切除部位に特殊クリップによるクリッピングを行います。
より確実な治療を要する早期の大腸癌などの病変を認めた場合、出血リスクの高い場合など、入院での治療が望ましい場合は連携病院にご紹介致します。

<ポリープ切除の実際>

大きく2通りに分けれます。

  1. 高周波装置を用いた方法:hot polepectomy(ホットポリペクトミー)、EMR (内視鏡的粘膜切除術)
  2. cold polepectomy(コールドポリペクトミー)

cold polepectomyはさらに二種類に分けれます。

  • cold snare ploypectomy(コールドスネアポリペクトミー)
  • cold forceps polypectomy(コールドフォーセプス・ポリペクトミー)

EMR(内視鏡的粘膜切除術)

まずは観察。NBIを用いて丁寧な観察を行います。

病変が大きくcoldpolypectomyの適応ではないため、EMRという切除方法を選択しました。

次に生理食塩水を粘膜下層という層に注入し、病変を持ち上げます。

次にスネアという道具を用いて腫瘍を把持し、問題ないことを確認した後に切除します。切除の際に熱を加えます。

切除できました。出血や穿孔予防でクリップという道具で縫縮します。

腫瘍を回収して病理検査(顕微鏡検査)に提出し、病理診断(腫瘍がどういったものであるのか分析し、評価する)します。

cold snare ploypectomy(コールドスネアポリペクトミー)

まずは観察。NBIを用いて丁寧な観察を行います

次にスネアという道具を用いて腫瘍を把持し、問題ないことを確認した後に切除します。切除の際に熱は加えません。

切除した病変をNBIを用い、送水してきれいに洗いながら病変が取り切れているかどうか観察します。粘膜下に水を入れることで出血予防も兼ねています

切除後出血はありますが、すぐに止血されます。熱を加えないために粘膜傷害が少なく、後出血のリスクが少ないのが特徴です。
数日後に出血するということはあまりありません。

腫瘍を回収して病理検査(顕微鏡検査)に提出し、病理診断(腫瘍がどういったものであるのか分析し、評価する)します。

結果説明

検査結果や今後のことなど、検査後に診察室にて画像を一緒にみてもらいながら説明させていただきます。

ポリープを切除した際には1週間後以降に病理結果(顕微鏡の結果)を説明致します。

検査費用および保険適応について

保険適応
  • 症状がある(便秘・下痢・腹痛・腹部不快感・その他)
  • 検査異常がある(貧血や腫瘍マーカー上昇、画像検査異常など)
  • ドック・健診・検診などで異常を指摘された(便潜血陽性
  • 大腸がんや大腸ポリープ治療後・腸疾患などを指摘されており、定期的な検査が必要とされている。
  • 様々な理由で医師が内視鏡検査を必要と判断した

上記以外(つまり必要性がないと判断される場合)は保険適応外となりますのでご注意ください。
検査される方は上記に当てはまるかご確認ください。

検査当日に検査前問診を致します。

便秘・下痢傾向・腹部不快感など、少しでもご心配なことがあればお気軽にご相談ください。

検査費用

初診料・再診料別途必要です。
他の検査費用(血液検査など)は含まれておりません。
検査時に使用する薬剤によって金額が前後することがあります。

実際の診療内容によっては料金がかわりますのでご了承ください。

大腸カメラ料金表

検査(治療)内容 1割負担 2割負担 3割負担
大腸カメラ検査(観察のみ)
  1. 約2,500円
約5,000円 約7,500円

大腸カメラ検査

病理組織検査

約3,000円〜5,000円前後

約6,000円〜10,000円前後

約10,000円〜16,000円前後

大腸ポリープ切除

約7,000円〜10,000円前後

約16,000円〜20,000円前後

約20,000円〜30,000円前後

予約フォーム

当日検査可能

内視鏡検査は完全予約制となっております。 しかし、緊急性がある場合や当日枠が空いている場合は当日検査も可能です。 受診時もしくはお電話にてご相談ください。

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