医院名:小松おなかとおしりのクリニック 広崎医院 住所:〒923-0947 石川県小松市日吉町51 電話番号:0761-22-0393

コラムNo. 15 【発熱した時、どうする?】


コラムNo. 15
column

【発熱した時、どうする?】

 

みなさま、こんにちは!

石川県小松市日吉町にある『 小松おなかとおしりのクリニック広崎医院 』

副院長の広崎拓也です。

ようやく桜が咲き始めましたので、今回は桜の写真にさせていただきました!(令和6年4月4日執筆)

やっぱり春って、いいですよね〜

 

今回のコラムでは、
”発熱をしたときに、何に注意をするべきなのか、どういうときにどういう医療機関にかかれば良いのか”
についてお話ししたいと思います。
(冬に書くべきコラムだったかも><)

 

さあ、いきますよ。

発熱以外にどのような症状があるか

発熱があるときには、まず、『発熱以外にどのような症状があるか』を分析することがとても大切です。

喉の痛みや咳であればインフルエンザやコロナを含めた風邪の可能性があります。

上気道症状に筋肉痛や関節痛があればインフルエンザやコロナの可能性は高まりますので、医療機関でインフルエンザやコロナの検査をすることも検討すべきです。

水を飲み込むことも辛いくらいの喉の痛みがあり、咳があまりなければ溶連菌感染の可能性もあります。
溶連菌であれば抗生剤治療が必要! 風邪であれば抗生剤は不要どころか毒にしかならない!
ということで、この判断は非常に大事ですね。

風邪といっても症状はさまざま。
それほど辛くなければ無理して医療機関に受診する必要はありません。
診察を待っているだけでも体力奪われる可能性がありますから、家でゆっくりしていた方が早く治る可能性もあります。
つまり、軽い風邪症状であればゆっくりと休んで様子をみるのが良いでしょう。

ただし、症状がひどかったり体が弱い方であったり、小さなお子さんやご高齢の方であれば、症状に応じて医療機関を受診してください。
こんな軽い症状なのに病院へ行っていいのだろうか、と思うこともあるかもしれませんが、体が弱いと御自覚されている方であればあまり躊躇しない方が良いかもしれません。

小さなお子さんであればやはり小児科の受診をおすすめします。
ご高齢の方であれば内科の受診が良いでしょう。
呼吸器の疾患をお持ちであったり、息苦しさがひどい場合は呼吸器内科への受診や、場合によっては救急車を呼ぶことも考慮されるでしょう。

主に発熱に呼吸器症状を伴うケースの話をしましたが、発熱している場合はおなかの症状にも注意が必要です!
腹痛や下痢があればおなかの病気のサインかもしれません。特に、感染性腸炎や虫垂炎や憩室炎、胆嚢炎などの可能性があります。
繰り返す下痢・発熱があれば潰瘍性大腸炎などの可能性もあります。

発熱におなかの症状を伴っている場合には、できれば消化器内科専門医の診察を受けてください。

 

発熱におなかの症状を伴っている場合はどうする?

発熱におなかの症状を伴っている場合はどうしたら良いでしょう。
軽い下痢程度であれば様子を見ても良いかもしれませんが、腹痛を伴っていたり直感的に大分調子が悪いと思った場合は医療機関に受診した方が良いでしょう。

どういった医療機関を受診したら良いかわからない場合は以下を参考にしてください。

 消化器診療を専門にしている。

消化器内科や胃腸科等の標榜がある。あるいは在籍医師に消化器内科専門医と記載がある

 当日におなかの検査が可能

当日に腹部エコー検査ができる。
すぐ結果の出る採血検査
をしている。

他にもレントゲンが撮れる。尿検査ができる。
胃カメラや大腸カメラができることは必須では無いですが、できると良い場合があります。

 おなかのことならなんでも診ている

発熱に腹痛を伴っているケースでは、女性であれば婦人科疾患の可能性もあります。
必ずしも消化器疾患ではなく、尿路結石からの腎盂腎炎などの泌尿器科疾患の場合もあるでしょう。
腹痛で来院された結果、帯状疱疹と診断することもしばしばあります。

一般の患者さんが、『何科の病気』なのかを判断するのは非常に難しいものです。
婦人科疾患だろうが、泌尿器科疾患だろうが、外科疾患だろうが、内科疾患だろうが、
消化器疾患に限らず、おなか全体を診る姿勢のある医療機関が良いでしょう。

結論

発熱に腹痛を伴っているケースでどこに受診すれば良いのかがわからないときは、
一旦はおなかの診療に詳しい消化器内科や胃腸科があるところに受診して相談されるのが良いでしょう。

”餅は餅屋” / 困った時は”かかりつけ医”

当院でも発熱外来は行っておりますが、小児の発熱は小児科様への受診を推奨させていただいておりますし、受診すべき科の特定が容易な場合はしかるべき科への受診をおすすめします。
その理由は、ある特定の科の専門の先生は、圧倒的にその科のことを理解されているからです。”餅は餅屋”ですよね。

もちろんかかりつけがある方はかかりつけ医への受診も推奨されます。
かかりつけ医は、かかりつけの患者様の情報を細やかに把握しているために、非常に的確でスムーズな対応ができる可能性があるからです。
仮にその専門知識がなくとも、『初期対応が的確』『紹介等が必要なときにしかるべき専門科へ紹介できる』この条件があれば全く問題がありません。

かかりつけ医がない場合は?

当院をかかりつけにされている方であっても、かかりつけ医がなくどこへ受診すればよいかわからない方であっても、お困りの際はお気軽にご相談ください。

 

最後に

当院は、”日々”おなかのことを中心とした診療をしております。
発熱に腹痛や下痢・嘔吐・吐き気などを伴う場合、当院では消化器内科専門医が診察に当たるために、的確な診療と対応が期待できます。

お困りの際は、直接ご来院いただくか、ネットを使える方であれば是非ともネット予約システムを利用して、診察の予約をしてください。


さて、今回のコラムはいかがだったでしょうか。

発熱をしていて、どうすれば良いかわからないときに、このコラムが参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

それではまた、次回のコラムでお会いしましょう!!

この記事を書いたひと 
✔広崎拓也  小松おなかとおしりのクリニック広崎医院 副院長

日本内科学会 認定内科医
日本肝臓学会 肝臓専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医

内視鏡予約 24時間外来予約
一番上に戻る
内視鏡予約24時間WEB予約
AIチャットに質問