医院名:小松おなかとおしりのクリニック 広崎医院 住所:〒923-0947 石川県小松市日吉町51 電話番号:0761-22-0393

大腸ポリープ

大腸ポリープとは

大腸ポリープ大腸ポリープは大腸に発生する限局的な粘膜の隆起のことを言います。

ほとんどのポリープはいぼみたいな形をしています。大きさは数ミリから2~3㎝程度のものまであります。

ポリープをグループ分けすると、①非腫瘍(全体の20%)と②腫瘍(全体の80%)に分けられます。

①非腫瘍

文字通り腫瘍ではないものです。
炎症に伴う炎症性ポリープや、年をとるとほとんどの人にみられる過形成性ポリープなどがありますが、いずれもがん化することはほとんどありません。ですからこれらのポリープを切除する必要はないのです。

当院ではNBI(NBIとは : ここをクリックして下さい)や色素散布(編集中:ここをクリックしてください)による丁寧な観察を行い、腫瘍と非腫瘍を判別します。おおよそ肉眼で判断可能です。

しかし、これまで過形成性ポリープというポリープの中にはsessile serrated adenoma/pol-yp(S SA/P)という腫瘍の性格を持つ病変の存在が明らかになり、癌化の危険性を無視できなくなってきました。
5mmを超えるような大きな過形成ポリープは積極的に切除します。

切除すべきものと切除しなくて良いものをしっかりと鑑別することがとても大切であり、常に研鑽に励んでおります。

②腫瘍性ポリープ

文字通り腫瘍ということになり、良性のものと悪性のものに分かれます。
良性の大腸腫瘍は大腸腺腫といい、悪性腫瘍は大腸がんといいます。
よくみなさんが「カメラでポリープをとった」と言われますが、そのポリープはほとんどが腺腫というものです。

なぜ、良性のポリープである腺腫を治療しないといけないのでしょうか。
それは、腺腫はいずれ「がん化」する可能性があるからです。

腺腫は『がんの芽』と称されており、なるべく早い段階で芽を積んでおいた方が良いでしょう。

日帰りポリープ切除

当院では切除すべきポリープを認めた時点でその場で切除します。

これまで経過観察可能とされていた5mm 以下の小さな病変であったとしても、将来的にがん化する可能性をもったポリープであれば切除します。
その場で切除すべきかそうでないかの見極めをするために、NBI内視鏡システム(リンク)や色素散布を用いた丁寧な観察を行い、患者背景や内服薬なども考慮しながら適切な治療選択をします。
また、当院では10mm 以下のポリープで茎を持たないタイプのポリープはCold polypectomy(コールドポリペクトミー)という通電をせずにそのまま切除する方法で切除しています。従来からある通電をして焼きながら切除する切除方法では、後出血(その場で出血することがなくてもあとから出血する)や穿孔(腸に穴が開く)のリスクが上がってしまいます。しかし、このCold polypectomy(コールドポリペクトミー)という方法では、熱を用いないために切除した際の出血はありますが、すぐに止血されます。熱を加えないために粘膜傷害が少なく、後出血(数日後の出血)や穿孔のリスクが少ないのが特徴です。
Cold polypectomy(コールドポリペクトミー)では抗凝固薬(血を固まりにくくする薬)服用中であっても出血リスクが少ないことが報告されており、今後は抗凝固薬を継続した上でのコールドポリペクトミーが標準的な治療となる可能性があるとされています。
一方で大きな腫瘍や茎の大きなポリープは従来からある通電して切除する方法で安全な切除が可能です。
特に茎の太いポリープはそのまま切除すると大出血をきたしてしまいます。血管ごと焼き切ることで術中の出血が抑えられます。
必要に応じ、切除部位に特殊クリップによるクリッピングを行います。
より確実な治療を要する早期の大腸癌などの病変を認めた場合、出血リスクの高い場合など、入院での治療が望ましい場合は連携病院にご紹介致します。

<ポリープ切除の実際>

大きく2通りに分けれます。

  1. 高周波装置を用いた方法:hot polepectomy(ホットポリペクトミー)、EMR (内視鏡的粘膜切除術)
  2. cold polepectomy(コールドポリペクトミー)

cold polepectomyはさらに二種類に分けれます。

  • cold snare ploypectomy(コールドスネアポリペクトミー)
  • cold forceps polypectomy(コールドフォーセプス・ポリペクトミー)

EMR(内視鏡的粘膜切除術)

まずは観察。NBIを用いて丁寧な観察を行います。

病変が大きくcoldpolypectomyの適応ではないため、EMRという切除方法を選択しました。

次に生理食塩水を粘膜下層という層に注入し、病変を持ち上げます。

次にスネアという道具を用いて腫瘍を把持し、問題ないことを確認した後に切除します。切除の際に熱を加えます。

切除できました。出血や穿孔予防でクリップという道具で縫縮します。

腫瘍を回収して病理検査(顕微鏡検査)に提出し、病理診断(腫瘍がどういったものであるのか分析し、評価する)します。

cold snare ploypectomy(コールドスネアポリペクトミー)

まずは観察。NBIを用いて丁寧な観察を行います

次にスネアという道具を用いて腫瘍を把持し、問題ないことを確認した後に切除します。切除の際に熱は加えません。

切除した病変をNBIを用い、送水してきれいに洗いながら病変が取り切れているかどうか観察します。粘膜下に水を入れることで出血予防も兼ねています

切除後出血はありますが、すぐに止血されます。熱を加えないために粘膜傷害が少なく、後出血のリスクが少ないのが特徴です。
数日後に出血するということはあまりありません。

腫瘍を回収して病理検査(顕微鏡検査)に提出し、病理診断(腫瘍がどういったものであるのか分析し、評価する)します。

結果説明

検査結果や今後のことなど、検査後に診察室にて画像を一緒にみてもらいながら説明させていただきます。

ポリープを切除した際には1週間後以降に病理結果(顕微鏡の結果)を説明致します。

検査費用および保険適応について

保険適応
  • 症状がある(便秘・下痢・腹痛・腹部不快感・その他)
  • 検査異常がある(貧血や腫瘍マーカー上昇、画像検査異常など)
  • ドック・健診・検診などで異常を指摘された(便潜血陽性
  • 大腸がんや大腸ポリープ治療後・腸疾患などを指摘されており、定期的な検査が必要とされている。
  • 様々な理由で医師が内視鏡検査を必要と判断した

上記以外(つまり必要性がないと判断される場合)は保険適応外となりますのでご注意ください。
検査される方は上記に当てはまるかご確認ください。

検査当日に検査前問診を致します。

便秘・下痢傾向・腹部不快感など、少しでもご心配なことがあればお気軽にご相談ください。

検査費用

初診料・再診料別途必要です。
他の検査費用(血液検査など)は含まれておりません。
検査時に使用する薬剤によって金額が前後することがあります。

実際の診療内容によっては料金がかわりますのでご了承ください。

大腸カメラ料金表

検査(治療)内容 1割負担 2割負担 3割負担
大腸カメラ検査(観察のみ)
  1. 約2,500円
約5,000円 約7,500円

大腸カメラ検査

病理組織検査

約3,000円〜5,000円前後

約6,000円〜10,000円前後

約10,000円〜16,000円前後

大腸ポリープ切除

約7,000円〜10,000円前後

約16,000円〜20,000円前後

約20,000円〜30,000円前後

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