当院における新型コロナウイルス感染症(COVID−19)院内感染予防対策について
最近の追加事項(2021/01/19)
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新型コロナ感染に対しての当院での最新の対策を紹介させていただきます。(2020/05/11時点での記載 コロナの状況によってその都度更新あり)
以前から対策は講じてますが、最近追加で行ったものや変更したものがあります。
皆様が少しでも安心して通院できる環境に近づけるべく最大限の策を講じていきます。
ポイント!
●『時間的・空間的な分離』
●『接触感染・飛沫感染予防』
院内感染対策としてはこの2点がポイントになります。
<『時間的・空間的な分離』を実現>
発熱や風邪症状の患者様を診察するためだけの診察スペースを設けました。
通常玄関と反対側に存在する職員玄関を利用します。
車もそこに駐車することが可能であり、そこまでは徒歩もしくはお車で移動していただきます。
職員玄関として使用していたスペースを利用することで、一般患者様と新型コロナウィルス感染症の疑いを心配される方を分離し、隔離した状態で診療行為が可能となっております。この場所で必要な診察・採血等行います。必要に応じて胸部レントゲン検査を施行しますが、その際は最新の注意を払い、一般患者と接触しないように致します。
簡易ベッドも置いたので、ここで点滴を受けられることも可能です。
そもそも事前に電話連絡をいただいた際には混雑する時間帯を避けて当院へお越し頂くために、
空間的な分離はもちろんのこと、時間的な分離も行っております。
病状によっては車内での診察対応も可能なこともあり、その場合は車内で受付から診察、会計まですべて行います。
上記の通り、『 時間的・空間的な分離が 』可能となったため、一般患者様がこれまで以上に安心して通院することが可能になりました。
残念ながら新型コロナ感染を心配されて、薬が切れているのに通院されていない患者様がいらっしゃいます。可能な限りのリスク回避を行っておりますので持病を悪化させないためにもどうかご来院ください。期間限定的に、病状が安定している場合においてのみ、処方箋を本人の代わりに年齢の若いご家族が受け取りに来られるというような対応も可能ですので、くれぐれも持病を悪化させないようにお願い致します。
また、胃痛などの腹痛や便秘・下痢、下血等、その他様々な症状でお困りの方、放置しておくことは危険なこともあります。新型コロナ感染を懸念して受診をためらう場合でも、お電話からでもよいので気軽にご相談ください。
特に緊急性がある場合においてはなおのことです。
皆さまが通院しやすい環境をつくるべく様々な対策を講じております。
リスクはゼロにはなりませんが、リスクは新型コロナ感染以外にもあり、症状を放置した際のリスクについても十分考慮すべきであると考えます。
一日も早く、皆様が本当の意味で安心して通院できる日が来ることを心から望み、今はなるべくそれに近づけるべく最大限の策を講じていきます。
新型コロナウイルスの感染が疑われるなど、ご心配な方、発熱が長期間続く、強い倦怠感、咳・呼吸が苦しいといった症状がある方は、 直接の当院ご来院は避けていただき、必ず事前にお電話を下さい。診療時間をずらすなどの工夫をしております。
万が一感染していた場合に感染拡大を防ぐ必要がありますが、事前にご連絡いただければ対応がしやすくなります。
<当院での院内感染予防対策> まとめ
2020/04/21時点
- ●発熱や咳・痰などの風邪症状のある方は一旦院外から当院に電話をしていただく。
電話にて然るべき対応をとる。
-
●患者様には必ず玄関で手指消毒をしてもらう
- ●広い待合室でソーシャルディスタンスが取りやすい椅子の配置
●受付や診察室前にも消毒用アルコールを常備
●発熱や咳・痰などの風邪症状のある方のための診察スペースを確保
上述の通り
●職員は全員1日2回の検温
- ●医師やスタッフは必ずマスクをする。なるべくフェイスシールドを着用。
必要に応じて手袋・ガウン・キャップ・フェイスシールドを使用。
●受付にビニールカーテンによる簡易シールドを設置。
❇︎スタッフを守ることは患者様の安全を守ることにつながります。
●手が空いたときなどにスタッフがこまめに待合や院内の消毒・換気を行う
●寒くなければ基本窓を少し開けっ放しで常時換気
●診察室のドアノブを介した接触感染を防止するためにドアを半開きで診察
プライバシーは確保されます。
会話は聞こえないところに中待合の椅子を配置。外からは患者様の姿さほとんど見えません。みえても背中くらいです。診察ベッドでの診察の際はドアを閉めます。
●トイレは開けっ放しができないので出入り前後の確実な手指消毒への誘導
●接触感染予防に雑誌やパンフレットを完全撤去
●自動血圧計も撤去
皆さまが共有されるものは接触感染のリスクとなります
●内視鏡での感染予防対策(2020/05/11時点での記載 コロナの状況によってその都度更新あり)
~安全で安心な内視鏡を提供するために~
消化器内視鏡診療にあたっては、特に経口・経鼻での施行では患者の咳嗽を誘発する場合もあり、エアロゾルによる医療従事者への感染も危惧されます。
(日本消化器内視鏡学会による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への消化器内視鏡診療についての提言改訂第4版より引用)
そこで、コロナ感染拡大防止するためには内視鏡検査を中止してしまうことが最も確実な拡大防止策となります。
しかし、コロナの影響下でも消化器疾患や肛門疾患のことでお悩みになられる方は減りません。
緊急性がない場合は検査中止が望ましいですが、症状に困っている方や緊急性が高い場合に検査を無くすことはできないと思うのです。
そこで、当院では十分な対策をとり、検査必要な方と判断した場合には内視鏡検査を実施しております。下記をご参照ください。
尚、内視鏡検査以外でも、皆さまが通院しやすい環境をつくるべく様々な対策を講じております。
新型コロナ感染を懸念して受診をためらう場合でも、お電話からでもよいので気軽にご相談ください
<胃カメラ>
- 新型コロナウイルス感染拡大防止の為、咳反射を誘発しやすい鎮静での検査を一時的に中止しております。(2020/05/20より鎮静剤を一部で使用できるようにしました。
- 詳細は下記の<鎮静剤について>をご参照ください。)
- 苦痛軽減の為には鼻からの内視鏡検査をお勧めしています。
- 鼻から施行時はマスクを着用していただきます。(飛沫感染予防)
- やむをえず口から挿入する場合(カメラが鼻を通らない場合など)は特殊シートを用いて対策します。(飛沫感染予防)
特殊シートを十字にカットし、口を多います。十字部分に向けてカメラを入れていきます。
飛沫が飛び散ることはありません。
(写真では患者様の視野が妨げられるような感じになっていますが、実際は患者様の表情がみえるような状態で行いますので患者様の視野は確保されます。)
→最近はこれをマスクに代えました(2020/10/02記載)
2020/05/20より追加の対策
<鎮静剤について>
咳反射を誘発しやすい鎮静での検査を一時的に中止しておりますが、2020/05/20より鎮静剤を一部で使用できるようにしました。
どうしても鼻からの検査にも抵抗があるので鎮静剤を使用して欲しいというご要望もあります。
そういった方のために、マスク装着した上で鎮静剤を用いて鼻からの内視鏡検査を実施することにしました。
通常は鼻からのカメラであれば鎮静剤は不要であることが多いですが、鼻からの内視鏡でも恐怖心が強くて検査を受けることができない方はご相談ください。
<大腸カメラ>
- 鎮静剤の使用は可能です。ただしマスクを着用していただきます。
- もちろん鎮静剤使用しない場合もマスク着用をお願いしております。
- (これらは飛沫感染予防のために行う対策のひとつです。)
<検査前チェック>
検査前日と検査日の体温をチェック。
事前問診にてコロナ感染を疑う症状や感冒症状等ないかどうかの確認を全例に行っております。
㊟ 問診や体温測定の結果によっては、検査が延期させていただく場合があります。ご理解のほどお願い申し上げます。
<感染防止衣>
直接飛沫がかかる可能性が最も高い実施医(上記対策でかなり軽減されますが)は、医療用キャップとフェイスシールドを装着し、医療用ガウンもしくは長袖エプロンを着て検査を行います。
介助スタッフも可能な限り感染防御を行います。手袋・ビニルエプロン・フェイスガードを必要に応じて使用致します。